すべてのキャンパーが
安心・安全に使える
革新的なナタ
キャンプに薪割りはつきもの。しかし、初心者や子ども、そして力のない女性が重たい斧や切れ味鋭いナイフをいきなり使うのは怖いかもしれません。うっかりケガしてしまったら、楽しいキャンプの思い出が台無しになってしまいます。そんなお悩みを解決するのが、「鉈-nata-」です。
本体の開発・製造を「若園精機」、シース&グリップの開発・製造を兵庫県のレザークラフトショップ「POPO GREEN」が担当、SNS発のキャンプブランド「campBOX」がブランディングデザインを担当し、完成しました。
あらゆる無駄をそぎ落とし、持ち運びに便利な形状を実現。ソロキャンプにもぴったり! 薪割りに不慣れな子どもや女性でも扱いが楽ちん。もちろんケガの心配はなし! すべてのキャンパーを満足させる自慢の製品です。
7つの特徴 7 FEATURES
01. 圧倒的な薪割り力
ナイフや斧で薪を割るとき、効率性や安全性の面から「もっと便利なモノがあればいいのに」と思った経験はありませんか? ナイフだと時間がかかって途中で疲れてしまう。斧だと重さがあり、扱いに注意しないとケガにつながる。
「鉈-nata-」は、パキッと薪が割れるナイフの感覚と豪快に薪を割れる斧の力強さを合わせて作り出されました。刀身の背は厚みを15㎜に設定。さらに平たい形状にしたことで、ハンマーで背を叩いた際に、薪にうまく衝撃が伝わる仕組みです。
「鉈-nata-」をハンマーで打ち付ける際は、刀鍛冶が金属を打ち付けるときのような心地よい音がします。薪割りを音でも楽しむことができます。


02. 刃物なのに刃がない!?
ナイフや斧は、鋭利な刃先で薪を割る道具。しかし「鉈-nata-」は、これまでの薪割りを根底から変える特徴をそなえています。なんと、刃物でありながら刃は付いていません。
その秘密は、アーチ形状とストレート形状を組み合わせた絶妙な角度にあります。刃の鋭利さを利用して薪を割るのではなく、薪に食い込むことで割れる仕組みを設計。鋭い刃先をなくし、丸みのある刃物でもサクサクと薪割りできる構造を実現しました。
これが誰でも安心して薪割りができる最大の理由です。


03. 包丁形状のフォルム
「鉈-nata-」は、包丁を模したデザインになっています。なぜなら、包丁は私たちが日常的に使う刃物であり、ナイフや斧と比べて抵抗なく使いやすいから。初めて包丁を使った時、誰もが本能的に恐怖を覚えたはず。しかし使い慣れれば問題ないですよね。もはや包丁なしで料理をするなんて考えられないでしょう。
「鉈-nata-」は、包丁と同じ感覚で使える薪割り道具になることを目指して作られました。女性はもちろん、子どもから男性までなじみやすいフォルム。薪割りが楽しくなること間違いなしです!


04. コンパクトで携帯性◎
ソロキャンプの人気に火が付き、今や1人でキャンプを楽しむ人は珍しくありません。荷物がコンパクトであること。それがソロキャンプにおける重要な条件です。
「鉈-nata-」は、全長が約23㎝とバックパックに収まるコンパクトな大きさ。キャンパーの使用率が高い「モーラナイフ」と同じ長さです。キャンプのお供として、ぜひお使いください。


05. 鉄性の強靭なボディ
「鉈-nata-」の材料は鉄。加工しやすく、なおかつ強度があります。微妙な角度を生み出すために、加工のしやすさは大事。デメリットとしては、錆が出やすいことが挙げられます。とはいえあくまで薪割り専用。食材に直接触れません。
少々の錆であれば、性能に問題なし。メンテナンスをすればよい状態を保ち、長く使い続けられます。使いながら育てていく感覚をお楽しみいただけます。


06. 専用シース&グリップ
専用設計されたレザーで、シース&グリップを作りました。職人が一つひとつ丹精込めて仕上げています。材料を選ぶ段階からこだわり抜き、使い込むほどに革の味わいが増していきます。グリップ部分の革は、使用時に滑りにくくする役割も果たします。刃がない刃物ではありますが、絶対にケガをしない保証はありません。そこで万が一のことを考え、刀身部分と先端部分をカバーで覆えるようにしました。
「鉈-nata-」が追求する安全性を確保し、かつデザイン性のあるものを。シルエットにぴったりフィットした、先端に向かって少しずつ広がりのある意匠を採用。収納時でも本体の背の部分がちらりと見えるため、全体のイメージがつかみやすいです。無骨な鉄を、レザーの柔らかい質感が包み込むことで、一体感あるフォルムを実現いたしました。


07. 落下防止のストラップ
安全性を重視した「鉈-nata-」のグリップエンドには、直径10mmのストラップホールを設置しました。お好みのストラップを取り付けることでドレスアップできるだけでなく、ストラップを手首に通して使用することで落下防止とすることができます。
「鉈-nata-」は、中腰や地面に座って使用することを推奨しております。鉈-nata-を持ったまま立ち上がった時などに、製品の重みで手からすっぽ抜けた時などに足に落としてしまうなどの事故を未然に防ぐことができます。


4つのこだわり
刃の角度
「鉈-nata-」の刃は、25度に設計されています。このちょうどいい角度を見つけるまでに、試作品で何度も試し打ちをしました。10度~30度まで、5度刻みで調整を繰り返した結果、25度に落ち着いたのです。ぜひあなたも実際に手に取って使いやすさを実感してみてください。
刃の厚み
10mm~20mmの間で試してみて、もっともよかったのが15mmでした。アーチ形状の刃は、薪を割っていると手前に寄りがちな傾向があります。そこで本来のナタに近い形を目指し、その欠点を改善しています。
グリップの調整
グリップは握りやすさが最重要ポイントです。握り心地はもちろん、重さのバランス、そして手に触れる部分の幅の加減を追求しました。さらにグリップエンドのストラップ穴を開けたことで、ひもやチェーンなどを付けられるようにしています。腰からぶら下げたり、手首にひもを巻き付けて使用できたりと便利です。
材料選び
刃物の固さを決めるにあたり、職人や鋼材メーカーからたくさんのアドバイスを頂戴しました。固すぎず柔らかすぎず。それを実現するため、試行錯誤の末に「SK3のHRC(硬度)55~60」に決定したのです。ちなみにSK3は、硬度と耐摩耗性の両方を兼ね備えた高性能な鋼材。金属の加工や切削でよく使われています。
開発工程動画
